富山湾は天然のいけすと呼ばれるほど水産資源が豊富で、日本海に分布する約800種類の魚介のうち500種類が住んでいるといわれています。富山県の北部にある氷見市では富山湾で捕れる氷見の寒ブリをはじめ、新鮮な魚介を頂ける有名地になります。
氷見市には魚介だけでなく温泉地が多くあり、氷見温泉郷と呼ばれて富山県を代表する観光スポットになっています。
今回は氷見温泉郷の中でも山郷静かな隠れ宿に湧く美肌の湯が自慢の 指崎温泉 湯の里いけもりと周辺の観光スポットをご紹介します。
指崎温泉 湯の里いけもり
湯の里いけもりへは能越自動車道「氷見北I.C.」から車で6分ほど静かな田園風景と山あいを進んでいくとあります。駐車場はとても広く、余裕をもって車を停めることができます。
駐車場横には指崎温泉の源泉が湧いているようです。
湯の里いけもりは民宿ですが日帰り入浴も可能になっています。こちらは厳選された秘湯を紹介する温泉ガイドブックのなかの64軒の中にも選ばれている秘湯宿とのことです。
館内は明るく玄関には大きな絵が飾られています。横に電話があり、受話器を取ると受付につながるので日帰り入浴できた旨を伝えて上がります。
受付にはお土産を買うことができ、昔懐かしい飴や煎餅が売られています。
お昼時には食事も可能で13:30ラストオーダーとなっており、ホワイトボードにメニューが書かれるスタイルのようです。
温泉
泉質
源泉名;氷見有磯温泉
泉質;ナトリウム―塩化物泉(低張性・弱アルカリ性・温泉)
浴用に供する場所における泉温;41.0℃
成分総計;3.457 g/kg
お湯は黄色みがかり、塩味がします。肌触りは柔らかく、つるつるとして美肌の湯と呼ばれる所以が分かります。湯の中では茶色く小さな湯の花を確認できます。内湯は温度が高めで露天風呂は長湯ができる程度の低めの温度に感じます。源泉温度が低いため加温されているとのことですが、加水はなく加温のため一部循環ありとなっています。
浴室
浴室はタイル張りの床に広い内湯があり、壁際からちょろちょろと温泉が流れ出ています。一面ガラス張りのため日が入り、とても明るい雰囲気です。
露天風呂は岩で囲まれた造りで屋根があるため雨の日でも雨に当たることなく露天風呂に浸かることができます。露天風呂とその目の前にある崖には灯篭や植物が植わって崖を含めた見事な庭園となっており、訪問時には鶯の鳴き声を聞きながら自然を感じて落ち着いた雰囲気で浸かることができました。
訪問者は地元の方がちらほら入りに来るようですが、自分だけの時間帯もあり、温泉を独占状態で浸かることも狙える穴場温泉です。
シャンプーとトリートメント、ボディーソープ、ドライヤーは備え付けられています。タオルは持参が必要になります。
成分分析表
基本情報
施設名 | 指崎温泉 民宿いけもり |
住所 | 富山県氷見市指崎1632 |
電話番号 | 0766-74-6123 |
公式ホームページ | https://himi-ikemori.com/ |
宿泊 | 可 |
日帰り入浴料 | 大人 700円 小人 200円 |
営業時間 | 9:00~21:00 |
アクセス | 車; 能越自動車道「氷見北I.C.」から6分 電車; JR「氷見駅」 ↓ 車で10分 指崎温泉 民宿いけもり |
周辺観光情報
ひみ番屋街
ひみ番屋街は漁港と海鮮で有名な氷見のグルメ、特産品、温泉を満喫できる漁港場外市場です。グルメは氷見の寒ブリをはじめ新鮮な魚介を味わえるお寿司屋さんや海鮮丼屋さん、氷見のブランド牛である氷見牛のどんぶり屋さん、その他多様なものが味わえるフードコートなど食べ歩きでも楽しい場所になります。新鮮な魚介類だけでなく氷見の特産品である干物も多く販売されています。番屋街の脇には足湯があり、温泉に足をつけながら富山湾と対岸に浮かぶ立山山脈を眺めることができます。氷見にお越しの際は是非とも立ち寄りたいスポットになります。
氷見温泉郷
氷見市の沿岸北部に温泉が点在しており、「能登半島国定公園 氷見温泉郷」と呼ばれています。温泉は約1500年前の海水がもととなっており、塩っぽい泉質が特徴です。旅館や民宿が20件ほどあり、氷見の観光とグルメ、そして温泉に浸かって疲れをいやす氷見温泉郷で宿泊や日帰り入浴を楽しむことができます。
ひみ獅子舞ミュージアム
氷見の伝統芸能である獅子舞の展示や実演鑑賞、体験ができる博物館になっており、後世への文化伝承の役割を担っています。観覧は無料で氷見獅子舞の歴史やその迫力を体感できます。獅子舞の文化を後世へと繋ぎたい思いと途絶えてしまっている地域の憂いも感じる不思議な空間が広がっています。
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